iPhoneで縦撮りした動画をMacのiMovieで編集すると左右に黒帯ができる

iPhoneで縦撮りした動画をMacに転送してiMovieで編集すると、左右に黒帯ができてしまう。Macで見る分にはあまり気にならないが、ファイルに出力した動画を再度iPhoneに転送して見ると、動画の表示領域が小さくて見辛い。

Macで編集した縦撮り動画をiPhoneで見ても、初めからiPhoneで縦撮りしたように見えるように編集する方法を記載する。

[前提]

  • macOS High Sierra 10.13.2
  • iMovie version: 10.1.8
  • iOS version: 11.2.2

iMovieでの編集の最後に回転する

iMovieでの編集を普段通りに行なった後、下段の編集領域のクリップを全部選択してから回転を行う。回転は、右上の「クロップ」メニューアイコンを選択すると「クリップを時計回りに回転します」というアイコンがあるので、それをクリックすればいい。

回転を行うと、左右の黒帯がなくなり画面いっぱいに動画が表示される。

iMovieでの作業は一旦ここまでで、通常通り「プロジェクトを共有」からファイルを書き出す。

QuickTime Playerでまた回転する

先ほどの手順でiMovieからファイル書き出しを行なっただけだと、黒い帯部分はなくなっているものの、縦撮りした動画なのに横向きの動画になってしまっている。これをQuickTime Playerの編集機能で縦横を逆転させる。

QuickTime Playerで動画を開き、「編集」メニューを開くと「反時計回りに回転」がある。先ほどiMovieで時計回りに回転したので、反時計回りに回転することで、元の縦向きに戻る。

回転した後に動画を閉じようとすると、新しい書類として保存しますか?と聞かれるので保存する。
これで左右に黒帯がなく、元々iPhoneで縦撮りしたのと同じ大きさの動画が作成できたので、iPhoneでもストレスなく閲覧できる。